太陽がいっぱい

太陽がいっぱい

tasogare

その昔、そのまたまた昔、大昔ですが、中学生の頃、アランドロン主演の映画「太陽がいっぱい」を観てすっかりはまってしまいました。なんといってもあの美貌、そしてスタイル。容姿端麗とはまさに彼のことをさすのだと思います。中学校の同級生の女子が騒ぐのも無理はありませんね。サッカー選手のデイビッドベッカムにも似ていて評判にもなりました。本当に似ていますね。

 

映画の原作はパトリシア・ハイスミスの小説。勿論これも読みました。ルネ・クレマン監督。音楽はニーノ・ロータ。
あらすじは、主人公トム(原作はリプリー)扮するアランドロンが大富豪の御曹司の息子を洋上で殺し、彼になりすまし、富と彼女と自由を手に入れるのですが・・・・。

 

ラストの衝撃的な結末は、サウンドトラックの曲があまりにも溶け込んでしびれるような感動でした。アランドロンの眩いばかりの魅力。彼の生い立ちを知れば、なるほどと納得。役どころと重なり役に入り切った演技ができたのだと思います。

 

 

ちょっと後悔しているのは当時アランドロンの著書「孤独は僕の友達」を購入しなかったことです。今でも手に入るのでしょうか。調べてみたいと思います。
どんなことが書かれているのか。当時を思い出しながら、まだまだアランドロンの知らない魅力をみつけられるかもと思っています。

 

また、なぜこの映画を真っ先に書いたかといいますと、清進商会の小川進さんのご自宅にお邪魔する機会があり、その時にこの「太陽がいっぱい」を弾いてくれたことが忘れられない思い出になったからです。昔のレコードは勿論、擦り切れる程聴きましたし、今ではデジタル化された音源のものを聴いたりしますが、小川さんの生演奏を聴いて、正直涙が自然に出てしまいました。

 

感動の涙というのはこのことを言うんだなとしみじみ思ったものです。小川さんありがとう。

 

byみのる